なんてゆうか今年の総括みたいなもの

なんてゆうか今年の総括みたいなもの

blogを書き始めて足掛け二年もたつ。実質は半年足らずだが、その二年に対して感慨深いかと問われると、うーん、と訝しげに唸るしかない。しかし振り返ってみれば、その時々の自分は実に楽しいものだったようで、更にその事をメタに楽しむことも出来る。2年前にfc2とゆうブログサービスで書き始めた時には、極に個人的な自己満足日記と映画の感想が、主なコンテンツだった。

例えば以下のエントリのような日記、もしくは日記の延長の作文は、赤の他人が見た時に「あっそ、よかったね」の範疇を超える事は無い。この様な恥辱歴史は今すぐにでも削除してかまわないのだが(実際いくつかのエントリは未公開にした)、あの時の気分を思い出すためには、まぁ、いいやろ、っと残しているものもある。
二塁ランナーは透明で ≪ どうにもならない劣情の種子を植え付けられたばかりに

さらにこのblogの遍歴を辿ってみると、2005年の秋口に始めた会話形式のエントリにぶち当たる。その宣言とも言えるのがこのエントリで、これは恥辱歴史を越す暗黒歴史の始まりだ。mixiを本格的に使い始めてからは、このような内輪ノリのコミュニケーションはそちらに置き換えられているし、今現在ではむしろこの種のコミュニケーションを最小限にしか必要としない人間に僕はなった。はずだ。
オマエ病気やろ ≪ どうにもならない劣情の種子を植え付けられたばかりに

と、ここまで書いた瞬間に、今キーボードを打ちながら書き綴っているこの文章を1行目から振り返ると、なんの事は無い、この文章もただの自己満足日記なのだ。しかし、blogを自己満足の目的にするのはもったいない。きっと、blogは有益な情報を伝える手段でなくてはならないのだろう。

半年ほど前から、WordPressとゆうブログツールを用いてこのblogを作成している。この半年間が真のblogを書いた期間だろう。Wordpressは無料のツールで、世界中のWordpress使用者がpluginと呼ばれる様々な機能拡張を作って公開している。まさに『伽藍とバザール』のバザール状態で、この圧倒的なパワーを身近に感じられただけでほんとによかった。Wordpressを始めるきっかけになった、下の3っつのblogに感謝したい。
Rhythm Collision wordpress
caramel*vanilla
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さきほど、blogを自己満足の目的にするのはもったいない、と言ったが、まぁ、たまには、このような種類の日記も数ヶ月に一度は良いだろう。僕の文章力も昔に比べれば、ふつうに上昇したはずで、きっといくらかは読むに耐えうると思う。

文章力上昇の一翼を担うのは今年読んだ多少小難しい本たちで、今年は例年に比べて若干多く本を読んだ。たぶん50冊ぐらい読んだが、まぁ、もっと読む人に比べれば、全然たいした量ではないけど。マンガも同じくらいは読んだ。その分映画を10ぐらいしか見てない。

今年読んだ本のベスト3を挙げるとしたら、選ぶのに随分迷うけど

  • 『はじめての構造主義』橋爪 大三郎
  • 『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス
  • 『ウェブ進化論』梅田 望夫

この三つかな。『利己的な・・』と『ウェブ進化論』は感想を書いた。
リチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」の感想 ≪ どうにもならない劣情の種子を植え付けられたばかりに
ウェブ進化論 なんでブログをするのか? ≪ どうにもならない劣情の種子を植え付けられたばかりに

『はじめての構造主義』は構造主義の入門書で、すごくわかりやすい。同系統の内田樹の本より数段上といった感じがする。これは本が与える印象の比喩だが、内田樹は一次の波動方程式をきっと解けなくて、橋爪大三郎ならそれを解ける、といった感じの違いがある。

たぶん橋爪大三郎のおかげで、レヴィ=ストロース、中沢新一、浅田彰、東浩紀の本が読めた。これはすごく楽しかった。世界の見方が確実に変わったし、それは虚構なのだろうが、新しいステージに上がれた実感がある。

今年は充実した一年だった。多くの賢人に感謝したい。本や映画や音楽を通じて、blogを通じて、実生活を通じて様々な形のギフトをくれた多くの賢人。

そんな多くの賢人に、このblog著者のきもい笑顔のバストアップ写真画像を送ります。来年のblog目標は一日一エントリだ。それでは、みなさん良いお年を。