第34回マンガ夜話 山田芳裕『へうげもの』

第34回マンガ夜話 山田芳裕『へうげもの』

マンガ夜話、一昨日からやってますね。第一夜は山田芳裕の『へうげもの』でした。

この作品『へうげもの』は、マンガ夜話でやるっていうんで単行本で買って初めて読んだけど、これぐらい高いレベルの娯楽歴史物フィクションがマンガで表現出来るなら大衆小説はいらないな、なんて思うぐらいおもしろい。

織部焼きを開発した数奇者、古田織部が主人公の戦国時代もので、戦いよりも、茶道や陶器などの芸術品や装飾品と時代の風俗の移り変わりに主眼を置いてる。

名器とよばれる焼き物やかなり奇抜な服装なんかは、やっぱりマンガの絵で表現してるのが視覚的にわかりやすい。信長がピアスあけてたり、孔雀の羽みたいなのを首のまわりに纏ってみたり、アラビアンナイトみたいな服装してみたり。敵将自爆した時にカツラが飛んでったのは笑った。

信長ひきいる南蛮由来の派手な服装や建物などから、利休・秀吉のわびさび茶道への移り変わりの風俗描写はかなり勉強になる。あの時代の武将がどんなもの食べててたとか。

マンガ夜話でも、この作品はかなり史実に元づいて組み立ててるって話があったので、やっぱりそうかとゆう感じ。夏目房之介は移り変わりの風俗描写をかなり褒めてた。


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マンガ夜話で気になった部分は、南蛮由来の派手もの=泥臭い・垢抜けない、わびさびのもの=ハイセンス、として対比を語ってたけど、泥臭い・垢抜けないってのはちょっと違うんじゃないかと思った。

南蛮由来の派手ものは、ミーハー・悪趣味とかっていうのに近いんじゃないか。セレブっぽいとゆうか、大阪のおばちゃんとゆうか。グッチとかプラダとか。

あともう一個、同じ作者の『度胸星』が気になった。いしかわじゅん曰く、連載雑誌(ヤングサンデー)の編集長が変わって打ち切りになった、SF好きの間では高評価だったとゆうマンガ。「度胸星」で検索したら、リコメンドで「度胸星 打ち切り」って出てきてビックリした。打ち切りになるのが話題になるほどのマンガだったようだ。今度読んでみよう。